教員紹介 - 貴志　俊彦 | ノートルダム清心女子大学

（最終更新日 : 2025-04-24 23:51:32）

キシ　トシヒコ
貴志　俊彦

所属ノートルダム清心女子大学国際文化学部国際文化学科

職種教授（嘱託）

授業科目
メディア論
国際地域情報Ⅲ
導入演習
表象文化論入門

現在の専門分野
アジア史、アフリカ史, 史学一般, 地域研究キーワード(表象文化論、メディア研究、地域研究、近現代史、アジア史)

職歴
2025/04/01 ～	京都大学名誉教授
2022/05 ～	東京大学大学院情報学環客員教授
2004/04 ～	公益財団法人東洋文庫研究部客員研究員
2017/01/01 ～ 2024/03/31	京都大学東南アジア地域研究研究所教授
2006/09/01 ～	日本学術会議連携会員

著書・論文歴
著書	イギリス連邦占領軍と岡山 (単著) 2025/05/27
著書	제국 일본의 프로파간다 (単著) 2024/08
著書	石川禎浩編『20世紀中国史の資料的復元』 (共著) 2024/07
著書	Azuma Eiichiro and Ueda Kaoru eds., Japanese America on the Eve of the Pacific War: An Untold History of the 1930s (共著) 2024/02
著書	情報・通信・メディアの歴史を考える《いまを知る、現代を考える山川歴史講座》 (共著) 2023/10/20
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学会発表
2024/08/14	Exploring the 'Forgotten Post-War' : BCOF's Diverse Ceremonies and Their Collective Memory (Re–examining Japan’s Cold War)
2023/11/04	電送写真から戦時下の情報ネットワークを読む―日本・満洲・朝鮮・台湾、そしてドイツ― (国民大学満州研究所海外専門家招聘特別講義(第二回))
2023/11/03	多文化主義アプローチは「動物の権利」を保証できるか ―軍用動物慰霊碑と日本陸軍― (東アジア文化交流国際会議2023「東アジアの文化実践とグローカル多様性」)
2023/10/21	テアター・エカマトラ『マライの虎』を巡るトーク (東京芸術祭2023直轄プログラム FTレーベル)
2023/09/29	1940年代の「影像力」：大戦期の日本写真業界の妥協と実践―総合写真誌『報道写真』『日本写真』から見る (京都大学人文科学研究所現代中国研究センター「20世紀中国史の資料的復元」共同研究班報告会)
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研究課題・受託研究・科研費
2023/04 ～ 2024/03	人文学分野に関する学術研究動向及び学術振興方策－とくに観光学の理論的深化と体系的発展をめざしてその他の補助金・助成金
2022/04/01 ～ 2025/03/31	戦前・戦中の報道写真を用いたストーリーテリング・デジタルアーカイブのデザイン基盤研究(B)
2022/04 ～ 2023/03	人文学分野に関する学術研究動向及び学術振興方策－他分野、他業種と交錯する視覚文化領域における新たな潮流－その他の補助金・助成金
2021/04 ～ 2022/03	人文学分野に関する学術研究動向及び学術振興方策－アジア研究の社会的還元手法に関する傾向と特徴から－その他の補助金・助成金
2021/04 ～ 2025/03	地域社会からみる多様な冷戦認識と記憶の検証―西太平洋地域を中心に基盤研究（B)
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講師・講演
2022/03/10	図画像デジタルアーカイブ公開におけるIIIFの衝撃;ハーヴァード・イェンチン図書館;スタンフォード大学フーヴァー研究所との試みから (京都)
2021/10/02	国による学術支援を考える―科研費事業とJSPS学術システム研究センター (京都市)
2021/07/23	鹿地亘氏関係資料からみる在華戦争捕虜の待遇について (京都市)
2021/03/16	朝日新聞社與臺灣：戰前、戰時的「報導照片」和資訊網絡 (Online at Taipei)
2021/01/18	華北交通写真展からみる日中間の歴史意識の位相 (Online, at Bonn)
全件表示（16件）

展覧会・演奏会・競技会等
2025/04/26 ～ 2025/08/31	戦後80年・昭和100年　報道写真を読む『1億人の昭和史』から『毎日戦中写真アーカイブ』へ (ニュースパーク（日本新聞博物館）)
2021/02/03 ～ 2021/08/19	戦後京都の「色」はアメリカにあった！カラー写真が描く＜オキュパイド・ジャパン＞とその後 (京都文化博物館)
2019/02/03 ～ 2019/04/14	カメラが写した80年前の中国―京都大学人文科学研究所所蔵華北交通写真 (京都大学総合博物館)

受賞学術賞
	日本学術振興会日本学術振興会からの感謝状
2023/06	ESRIジャパン第 20 回 GIS コミュニティフォーラムマップギャラリー2023 ストーリーマップ部門」第3位

社会における活動
2024/04/16 ～ 2025/06/30	毎日新聞「連載戦中写真を読む」担当者
2022/01 ～ 2025/03/31	毎日新聞社戦中写真アーカイブ委員会顧問
2021/07/24 ～ 2021/08/19	京都文化博物館2021年度総合展示第二部「戦後京都の「色」はアメリカにあった！カラー写真が描く＜オキュパイド・ジャパン＞とその後」
2019/11/27 ～ 2019/12/30	NHKスペシャルドラマ「ストレンジャー～上海の芥川龍之介～」
2019/06/05 ～ 2019/06/05	NHK World-JAPAN, “Backstories: History of occupied China through the lens”
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所属学会
	日本学術会議
	満州学会（韓国）

委員会・協会等
2020/10 ～ 2026/09	日本学術会議第25-26期連携会員
2020/04 ～ 2024/03	日本学術振興会学術システム研究センター主任研究員
2017/10 ～ 2020/09	日本学術会議第24期連携会員
2014/10 ～ 2017/09	日本学術会議第23期連携会員
2011/10 ～ 2014/09	日本学術会議第22期連携会員
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担当経験のある科目
基礎演習（ノートルダム清心女子大学国際文化学部）
現代史学(特殊講義）（京都大学大学院文学研究科）
国際地域情報３（北東アジア）（ノートルダム清心女子大学）
中国語学中国文学（特殊講義）（京都大学大学院文学研究科）
東洋史学（特殊講義）（京都大学大学院文学研究科）
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職務上の実績

●実務の経験を有する者についての特記事項

2022/01 ～	毎日新聞社「戦中写真アーカイブ委員会」特別顧問

連絡先
kishi_gb@m.ndsu.ac.jp

研究内容紹介（学生の方へ）
これまで研究対象となる現場でのフィールドワークを重視しながら、実証的な歴史学の探究を深めてきました。研究の柱は三つあります。第一に、環アジア太平洋世界における地域秩序の形成と戦争の影響。第二に、地域イメージをめぐるビジュアル・ジャーナリズムの国際比較。第三に、地域社会の視点から捉える、冷戦期における多様な認識と記憶の検証です。これらのテーマに取り組むなかで、国内外の研究者と連携した共同研究を積み重ね、多くの成果を発信してきました。研究成果は、日本語にとどまらず、英語・中国語・韓国語・ドイツ語など複数言語で発表しており、国際的な学術対話の場を広げることにも力を注いでいます。

研究内容紹介（地域社会の方へ）
これまで、国立・公立・私立大学で教鞭を執ってきました。そのなかで一貫して大切にしている志は、二つあります。一つは、分野横断型の人文学知の新たな地平を切り拓くこと。もう一つは、学問の枠組みにとどまらず、社会との接点を積極的に探ることです。前者の取り組みとしては、デジタル・アーカイブの構築など、文理横断的な共同研究を進めてきました。後者においては、朝日新聞社、毎日新聞社、NHKといったメディアとの連携をはじめ、京都・横浜・岡山で開催された企画展への協力などを通じて、研究成果を社会に向けて「開かれた学知」の実現を目指してきました。今後も、これらの方向性を深化・発展させていきたいと考えています。