ハヤシ トモヤ
HAYASHI TOMOYA
林 知也 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2014/09 |
発表テーマ | 運動前局所筋収縮が運動時のエネルギー代謝に与える影響 |
会議名 | 第69回日本体力医学会大会(長崎)予稿集 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 林 知也,煙山奨也 |
概要 | 演者
低強度での局所の他動的な筋収縮が,ATP産生時の基質としての血漿遊離脂肪酸濃度と,その後の運動中のエネルギー代謝などに与える影響の検討を目的とした。健常成人男性6名を対象に,運動前に経皮的電気刺激により大腿四頭筋群を30分間筋収縮させた筋収縮群と,運動前に安静をとらせた安静群の2群を設けた。運動は自転車エルゴメーターを用いて漸増負荷にてオールアウトまで行った。血漿遊離脂肪酸濃度の運動前の値が筋収縮群では安静群に比し高い傾向を示した。運動負荷量(Watt)で示した換気性作業閾値は,筋収縮群152.7±24.9,安静群142.9±22.6と,前者が後者より有意に高かった(p<0.05)。オールアウトまでの運動負荷量は,筋収縮群が安静群に比し,有意差はないが多い傾向を示した。運動前に低強度の局所の他動的な筋収縮を行うことにより,脂肪組織からの脂肪酸動員が増加した可能性と,運動中のATP産生の基質の割合が変化した可能性が考えられた。 全ての測定と研究の統括を行った。 p. 198 |