ハヤシ トモヤ
HAYASHI TOMOYA
林 知也 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2009/09 |
発表テーマ | 繰り返しの高強度運動負荷によって誘発される酸化的ストレスの性差について |
会議名 | 第64回日本体力医学会大会(新潟)予稿集 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 林 知也,泉 晶子,惠良聖一 |
概要 | 演者
運動誘発性酸化的ストレスに関して,エストロジェンが低い時期における性差とその影響因子については明らかでない部分が多い。目的:男性と卵胞前期の女性において,繰り返しの高強度運動負荷によって誘発される酸化的ストレスを測定・解析するとともに,安静時代謝量との関係を検討した。健常男性と卵胞前期の健常女性において,最大酸素摂取量の75%の定常運動負荷を20分間エルゴメーターにて3日間連続でかけた。酸化的ストレスの指標として血漿アルブミンの酸化・還元状態を,HPLCにて分析した。また,基礎代謝量測定時にほぼ近い条件下で安静時代謝量の測定を行った。結果として,酸化型アルブミンは,男女ともに,3日間の運動負荷によって有意に増加した。女性のそれは男性に比し,常に低値を示したが有意差を示さなかった。安静時代謝量と酸化型アルブミンは比較的高い相関を示した。結果から,有意差は認められないが,女性は男性に比し,常に酸化的ストレスが低い傾向を示した。その低い酸化的ストレス状態にはエストロジェン以外に,基礎代謝量が反映していることが示唆された。 全ての測定と解析を行い,実験を統括した。 p. 341 |